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領空侵犯

ロシアの領空侵犯は日米韓への挑発か

Russia May Be Testing U.S. Military's World Order with Air Fight Over Asia

2019年7月24日(水)16時40分
トム・オコナー

しかし、ロシアが挑発的な行動をしたという韓国の告発を裏づけたのは、日本だった。防衛省はロシア機の領空侵犯に対して、「戦闘機を緊急発進させた」と発表、竹島上空を「侵犯した」中国のH6-KとロシアのTu-95MSおよびA-50の飛行経路を示した詳細な報告書を出した。同時に、日本の領土である竹島に関して韓国に防衛権はないという考えから、日本は韓国に抗議した。

折しも日韓関係は最悪の状態だ。昨年、韓国の裁判所は第二次大戦中の元徴用工の訴えを認め、日本企業に賠償を命じる判決を下した。日本側は日韓請求権協定によってすでに賠償は終わっていると主張している。

日韓の対立は貿易問題に発展し、関係はさらに悪化している。このタイミングでアメリカの最大のライバルである中ロの軍事訓練が初めて行われたことは、両国の関係が新しい段階に達したことを表すのかもしれない。

(翻訳:栗原紀子)

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