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中東米海軍がホルムズ海峡でイランのドローン撃墜「海軍艦船に接近」
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トランプ米大統領は米海軍の艦船がペルシャ湾のホルムズ海峡でイランの無人偵察機を撃墜したと明らかにした。写真は米艦船USS。オマーン沖で17日撮影(2019年 ロイター/AHMED JADALLAH)
トランプ米大統領は18日、米海軍の艦船がペルシャ湾のホルムズ海峡でイランの無人偵察機を撃墜したと明らかにした。無人機が艦船に接近してきたためだという。一方、イランは無人機撃墜について情報はないとしている。
トランプ氏はホワイトハウスでのイベントで、無人偵察機は米艦船から約900メートルの距離を飛行していたとし、「離れるよう求めた複数回の警告」を無視したと説明。「国際水域で活動する船舶に対するイランの挑発的・敵対的行動だ。米国には自国の人材や設備、利益を守る権利がある」と強調した。
トランプ氏は「無人機は直ちに破壊された」と語った。
イランのザリフ外相は国連で記者団に対し、「きょう無人機を失ったという情報はない」と述べた。
米国防総省は声明を発表し、強襲揚陸艦「USSボクサー」が18日午前、ホルムズ海峡を航行中に無人機に対して「防衛的対応」を取ったと説明した。
同省の報道官は、無人機について「イランのものと判断している」と述べた。
中東地域では米国とイランの対立が深まっており、両国が戦争に突入する可能性が懸念されている。
イラン革命防衛隊は18日、ホルムズ海峡にあるイラン領ララク島沖で原油を密輸しようとした外国タンカーを拿捕したと発表。これを受け、米政府はイラン側にタンカーの即時解放を要求した。
イランは、少量の原油の密輸に使われた小型船だとして、取り合わない姿勢を示した。
イラン国営テレビの映像によると、拿捕された船名は「リア」。イラン領海ではパナマ船籍の石油タンカー「MTリア」が数日前に消息が不明になっている。
*内容を追加しました。
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