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中東イラン、タンカー攻撃でサウジを非難「軍国主義的姿勢で中東諸国の富を流出」
6月17日、イラン政府は、ホルムズ海峡付近で先週起きたタンカー攻撃でサウジアラビアがイランに責任があると主張していることに対して、サウジは「軍国主義的な姿勢」を取っていると非難した。写真はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子。1日にメッカで撮影(2019年 ロイター/Waleed Ali)
イラン政府は17日、ホルムズ海峡付近で先週起きたタンカー攻撃でサウジアラビアがイランに責任があると主張していることに対して、サウジは「軍国主義的な姿勢」を取っていると非難した。
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は16日、事件の責任はイランにあるとし、今回の攻撃に対し「断固たる姿勢」をとるよう国際社会に呼びかけた。ただ、中東地域での戦争は望んでいないとの考えを示した。
イラン国営テレビによると、外務省報道官は、さまざまな状況でムハンマド皇太子がイランを非難していることは、サウジが自国の政策がもたらした問題から逃避するための誤ったアプローチと試みを続けていることを示していると指摘。サウジは、中東地域の変動要因を適切に理解することなく、軍国主義的かつ危機ベースのアプローチで自国民と中東諸国の富を流出させたと批判した。
サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は17日、オマーン沖での石油タンカー攻撃を受け、エネルギーの安定供給に向け海路の安全確保で国際的な協力が必要だとの考えを示した。
一方、イラン最高安全保障委員会のシャムハニ事務局長は17日、ペルシャ湾の安全に関する責任はイラン政府が担っているとし、米軍が同地域から撤退するよう求めた。
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