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金正恩、米朝会談決裂で対米特別代表を処刑 妹の与正も「重大な間違い」で謹慎処分に

2019年5月31日(金)12時20分

朝鮮日報は、金正恩氏の妹で、首脳会談に同行した金与正(キム・ヨジョン)氏について、匿名の韓国政府筋の話として、謹慎していると伝えた。シン氏は、会談から出ていこうとするトランプ米大統領に対して金委員長が行った「土壇場の提案」を通訳できなかったなど、重大な間違いを犯した罪に問われているという。

北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙、労働新聞は30日付の論説記事で「二枚舌を使う」当局者は「革命の厳しい審判」を受けることになると警告。「指導者の前では崇敬しているふりをして、実際は別のことを夢想するというのは反党・反革命の行為だ」と主張した。

韓国統一研究所のホン・ミン上級研究員は、金革哲氏、その他の当局者が何らかの処罰を受けることはあり得るが、さらなる事実確認が必要と指摘。

「米国との交渉の顔だったかれ(金革哲氏)のような人々を処刑あるいは完全に排除することは、協議したことの全面否定を示唆することにもなり、米国に非常に悪いシグナルを送ることになる」と述べた。

*内容を追加しました。

[ロイター]


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