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ブレグジットイギリス下院がEU離脱延期を議決 先の見えぬブレグジット、来週離脱案を再採決
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英下院は今月29日に迫っていた欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を延期することを賛成412反対202の賛成多数で可決した(2019年 ロイター/Peter Nicholls)
英下院は14日、今月29日に迫っていた欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)期日の延期を賛成412、反対202の賛成多数で議決した。メイ首相は来週再び離脱協提案を議会採決にかける予定。
20日までに離脱協定案で合意できれば短期の延期を、合意できない場合は長期の延期をEU側に要請することになる。
短期の延期は6月30日までとなる可能性がある。長期の延期の期限は足元設けられていない。いずれの場合も来週のEU首脳会議で承認される必要がある。
来週の投票で各議員は、EUとの決別が明確でない離脱案を受け入れるか、それとも離脱を骨抜きにしかねない先の見えない延期に逃れるかの選択を迫られることになる。
メイ首相の報道官は、離脱案の合意に向け閣僚らが結束を確認したと述べた。
離脱延期の議決に先立ち、離脱を巡る国民投票の再実施に関する投票が行われ、334対85で再実施の反対が議決された。
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