最新記事

喜劇

【動画】バスにATMマシンを載せようとする男

Watch: Comedian Tries to Take ATM on NJ Transit Bus

2019年3月20日(水)15時57分
ニナ・ゴッドルイスキー

泥棒は「儲けはあんたと山分けするから!」とバスの運転手に叫ぶ Darius Kinney

<芝居でもバカウケしたのは、誰でも経験したことがある思いだから?>

アメリカのニュージャージー州で、盗んだATMマシンごとバスに乗せてもらおうとする泥棒の動画が話題だ。動画は、ツイッターやインスタグラムでたちまち拡散した。

ただしこれはあるコメディアンの即興劇。ニュージャージーで活動するダリウス・キニー。3月19日に撮影された動画には、重そうなATMを抱え、たどたどしい足取りで、バスへと向かうキニーの様子が映っている。

動画には、ATMを運ぶのに悪戦苦闘するキニーの様子と共に、撮影役の友人の声も入っている。キニーがバスに近づき、運転手に「分け前は半々でどうだ!」と持ちかけるが、運転手は「いやいや、お断りだ!」と応じ、キニーの目の前でドアが閉まる。「俺と組めばひともうけできたのに!」と叫ぶキニーをしり目に、バスはドアを閉め、発車してしまう。

キニーは本誌の取材に、こんな芝居をした理由を話した。「とある理髪店の前に、ATMが捨てられていた。そこでそれをいただいて、バスに乗ろうとしたんだ」

バス会社のNJTも、この動画にユーモアを感じたらしい。利用者に親しみを持ってもらえればと、公式アカウントでキニーの動画をリツイートした(その後、なぜか削除)。

キニーがインスタグラムに投稿したオリジナルの動画は、視聴回数が1日で10万回近くに達し、数千件のコメントがついていた。

「金持ちになることは万人の夢なのに、誰も助けてくれはしない」というコメントが、キニーとこの動画を拡散したユーザーの気持ちを代弁しているようだ。

(翻訳:ガリレオ)

※3月26日号(3月19日発売)は「5Gの世界」特集。情報量1000倍、速度は100倍――。新移動通信システム5Gがもたらす「第4次産業革命」の衝撃。経済・暮らし・医療・交通はこう変わる! ネット利用が快適になるどころではない5Gの潜在力と、それにより激変する世界の未来像を、山田敏弘氏(国際ジャーナリスト、MIT元安全保障フェロー)が描き出す。他に、米中5G戦争の行く末、ファーウェイ追放で得をする企業、産業界の課題・現状など。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

豪3月住宅価格は過去最高、4年ぶり利下げ受け=コア

ビジネス

アーム設計のデータセンター用CPU、年末にシェア5

ビジネス

米ブラックロックCEO、保護主義台頭に警鐘 「二極

ワールド

ガザの砂地から救助隊15人の遺体回収、国連がイスラ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者が警鐘【最新研究】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 7
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 8
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 9
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中