EU離脱で土俵際のメイ英首相、後任候補の顔ぶれ
●マイケル・ゴーブ氏(51歳)
16年の離脱キャンペーンで最も知名度が高かった人物の1人。キャメロン前首相の辞任表明に伴い16年に行われた保守党党首選ではメイ氏に敗れた。精力的で、新たな政策を進める上では閣内で最も実行力があると目されている。16年の離脱キャンペーンではボリス・ジョンソン氏と手を組んだが、その後はジョンソン氏支持からメイ氏支持に鞍替えし、これまでのところメイ氏が進める離脱政策を支えてきた。
●デービッド・デービス氏(69歳)
反EU派。16年7月に離脱担当相に指名されたが、メイ氏の政策に反発して今年辞任した。暫定的に首相に就くとの見方がある。
●ペニー・モーダント氏(45歳)
国際開発相。現メイ内閣では数が少なくなった離脱支持派に属する。離脱協定案の公表を受けて辞任するとみられていたが、辞任表明しなかった。
●アンドレア・レッドサム氏(55歳)
下院院内総務としてメイ内閣に残る離脱支持派。16年の保守党党首選ではメイ氏と決選投票となったが、出馬を取りやめ、メイ氏支持に回った。
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