アルゼンチン、ペソ安止まらず 中央銀行が主要政策金利60%に引き上げ
マクリ大統領は最近まで、来年の選挙で問題なく勝利できると見込まれていたが、政治的苦境が深まっている。
IMFがアルゼンチン政府に対して財政赤字を削減するよう要請したことを受け、マクリ大統領は一段の緊縮財政を推し進める方針を示している。ただ、今後、労働組合や国民の強い反発に直面する可能性がある。
エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの中南米・カリブ地域担当のディレクター、フィオナ・マッキ―氏は「急激な調整は痛みを伴い、リセッションが深刻化する。国内の信頼感が低下するなか、政治リスクは高まる」と指摘した。
*内容を追加します。
2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら