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アメリカ外交トランプ、米露首脳会談で「何も譲っていない」
7月23日、トランプ米大統領は、ロシアのプーチン大統領と16日に開いた首脳会談について「何も譲っていない」とツイッターで主張した。ヘルシンキで16日、会談後に記者会見するトランプ米大統領(左)とプーチン露大統領(2018年 ロイター/Kevin Lamarque)
トランプ米大統領は23日、ロシアのプーチン大統領と16日に開いた首脳会談について「何も譲っていない」とツイッターで主張した。協議内容については曖昧なままだ。与党・共和党やその他の評論家からは、何らかの成果があったかどうかについて疑問の声が上がっている。
米露首脳会談は16日にフィンランドの首都ヘルシンキで開催された。会談後トランプ大統領は、北朝鮮の非核化や中東和平、サイバー攻撃など幅広い課題について協議したと述べてきたが、詳細は明らかにしていない。
ロシア当局者は、プーチン氏がトランプ氏に対してウクライナの紛争について具体的な提案をしたと述べている。ポンペオ米国務長官は両氏がシリア内戦についても話したとしている。
ただ米国の諜報機関の当局者や議員らは、二人が何を話したのかが不明であり、説明も受けていないと話している。
トランプ氏はツイッターで「何も譲っていない。両国にとって将来的に何が利益となるかについて話しただけだ」と発言。
首脳会談について厳しい批判が上がる中でも、トランプ氏は2回目の会談のためにプーチン氏を今秋にワシントンへ招待した。