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貿易戦争EU全加盟国、3600億円規模の米製品への報復関税適用を支持
6月14日、欧州連合(EU)の全加盟国は、米国が今月、EUの鉄鋼・アルミニウムに対し輸入関税を発動したことへの対抗措置として、28億ユーロ(33億ドル)相当の米国製品に輸入関税を適用する計画を支持した。写真はドイツの鉄鋼所で溶鉱炉前に立つ作業員。3月にザルツギッターで撮影(2018年 ロイター/Fabian Bimmer)
欧州連合(EU)の全加盟国は14日、米国が今月、EUの鉄鋼・アルミニウムに対し輸入関税を発動したことへの対抗措置として、28億ユーロ(33億ドル)相当の米国製品に輸入関税を適用する計画を支持した。EU関係筋が明らかにした。
米国製品への関税適用は欧州委員会の承認が必要になる。欧州委員会は20日に次回の会合を予定しており、6月下旬か7月上旬にも発動される見通しだ。
米国の鉄鋼・アルミ関税発動を受け、EUは米国産のオレンジジュースやバーボン、ジーンズ、バイクなどに25%の関税をかけることを提案。世界貿易機関(WTO)の紛争処理手続きにも着手した。
EUはさらに、米国の措置を受けてEU域外から米国に輸出されるはずだった鉄鋼・アルミ製品がEUに大量に流入することを防ぐ措置が必要かどうかも検討しており、7月にも暫定的な輸入制限が実施される可能性がある。
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