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基調的インフレ指標、3月は最頻値が+1.4% 半年ぶり高水準=日銀

2025年04月22日(火)14時56分

4月22日、日銀が発表した3月の基調的なインフレ率を捕捉するための指標は、最も頻度の多い上昇率である「最頻値」(2020年基準)が前年比プラス1.4%となり、前月から伸び率が拡大した。昨年9月以来の高い伸び。日銀本店前で2023年4月撮影(2025年 ロイター/Androniki Christodoulou)

Takahiko Wada

[東京 22日 ロイター] - 日銀が22日発表した3月の基調的なインフレ率を捕捉するための指標は、最も頻度の多い上昇率である「最頻値」(2020年基準)が前年比プラス1.4%となり、前月から伸び率が拡大した。昨年9月以来の高い伸び。

上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」はプラス2.2%、品目のウエートを加味した際の分布で中央の値である「加重中央値」はプラス1.4%で、いずれも3カ月連続で同じ伸び率。

3月の上昇品目の比率は80.5%と、前月の78.7%を上回った。80%を超えるのは昨年4月以来。下落品目は14.2%で、前月の15.7%を下回った。

一連の指標は日銀が総務省発表の全国消費者物価指数(CPI)をもとに算出し、毎月発表している。18日に発表された3月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年比3.2%上昇と、前月から加速し、伸び率は4カ月連続で3%台となった。

ロイター
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