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米朝首脳会談トランプの北朝鮮対応、米国民半数が支持 一方「非核化信じる」は25%止まり
6月13日、ロイター/イプソスの調査によると、トランプ米大統領の北朝鮮問題の対応を支持する人は半数を若干上回った。写真は11日、米ニューヨーク・マンハッタンのコリアタウンのバーで米朝首脳会談のテレビ中継を見る客の男性ら(2018年 ロイター/Andrew Kelly/Files)
13日に公表されたロイター/イプソスの調査によると、トランプ米大統領の北朝鮮問題の対応を支持する人は半数を若干上回った。一方、米朝首脳会談が朝鮮半島の非核化につながると回答した人は4分の1にとどまった。
トランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、朝鮮半島の「完全な非核化」を目指すことで合意、米政府は北朝鮮に安全保障を提供することを確約した。
調査によると、両国がこの合意を守るとは思わないと回答した人は40%だった。守ると思うとの回答は26%、どちらか分からないとの回答は34%だった。
米朝首脳会談により両国間の核戦争の脅威は低下したと回答した人は39%で、状況は変わらないと回答した人の割合37%を若干上回った。
核戦争の脅威が低下したと回答した共和党員の数は民主党員の約2倍だった。また、両国が合意を順守すると回答した共和党員は民主党員の約3倍だった。
トランプ大統領の北朝鮮問題の対応を支持した人は51%だった。
今回の米朝首脳会談とそれに続く共同声明の発表で最も評価されるべき人は誰かとの質問では、40%がトランプ大統領と答えた。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領を挙げた人は11%、金氏と回答した人は7%だった。
調査は6月12─13日、米国でネット上で行われた。調査対象者は1000人以上で、民主党員と共和党員がそれぞれ約400人参加した。