探査機「はやぶさ2」が撮影した小惑星「リュウグウ」
2018年6月27日(水)11時38分
いよいよ6月27日ごろに到着
6月24日現在、「はやぶさ2」はリュウグウから約40km離れたところを飛んでおり、そろりそろりと近づいていく段階にある。
このあと何度かの軌道修正を経て、6月27日ごろにリュウグウから20kmの地点に到達する予定で、運用チームはそれをもって「到着」と位置づけている。(追記:27日午前9時35分到着した)
ここまで近づけば、リュウグウのさらに詳細な姿が見えるようになる。そしてどこを探査すべきか、どこに着陸すべきかという議論も始まり、その実行に向けた作業も本格的に始まることになる。以前お伝えしたように、運用チームは昨年から訓練を繰り返し行ってきており、準備に余念がない。
相手のことをほとんどなにも知らないまま、想いだけをつのらせて会いに行った「はやぶさ2」は、いよいよリュウグウに住む乙姫さまの素顔に触れようとしている。はたして無事に、その心を掴むことはできるのだろうか。
リュウグウに接近する「はやぶさ2」の想像図 (C) JAXA
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