W杯での集客見越し、ロシア初ロボット売春宿がオープン
ドールズ・ホテル創業者のドミトリー・アレクサンドロフ氏によると、ロシア人の36%が性生活に満足していない。「大人向けの本格的な娯楽施設を作ることで、合法かつ安全に性生活を改善できるだけでなく、ロシア最古の問題でもある、女性に対する暴力的な搾取(売春)にも対抗できる」とデイリーメールに述べた。
ただし、ロシアの性科学者アレクサンドル・ポレエフ氏はデイリーメールに対し、セックスボットが人間の代わりになることはない、と話す。「人に触れられた時に人間の肌がどう反応するかを伝達できるテクノロジーはない」とし、それが人の魅力や性的な快感につながるのであり、外見的な印象だけではないと説明している。
とは言うものの、セックスボット売春宿はすでに、スペイン、ドイツ、英国などヨーロッパに複数存在する。
英国の民放iTVで放送中の女性向けバラエティ番組「ルース・ウィメン」では今年2月、仏パリで初となるセックスボット売春宿が開業したことを受けて、視聴者投票を行った。「自分のパートナーがセックスボット売春宿に行ったら、それは浮気だと思うか?」という質問に対し、89%が「思う」、11%が「思わない」と回答した。
また番組内では、パリのセックスボット売春宿は1時間あたり約78ポンド(1万円強)だが、人間相手の相場はパリで約100ポンド(1万5000円弱)であるため、生身のセックス労働者がセックスボットに職を奪われる可能性もある、と指摘していた。
実際に昨年3月には、スペインでオープンした欧州初のセックスボット売春宿が、セックス労働者からの反対に遭い移転を移転を余儀なくされている。