女子大生のミニスカ禁止は「男子の勉強の迷惑になるから」は、どう処理すればいいか
図書館のドレスコードはアフリカでも問題に
大学の図書館を利用する女子学生の服装は他の国でも問題になった。アフリカ南部ザンビアの首都ルサカにあるザンビア大学は、同国で最大規模の大学で約3万5000人が学ぶ一流大学という位置付け。
ニュースサイト「Standard Digital」は5月9日付けで、ザンビア大学の「変な」通告について報じている。ここでも措置の対象は女子学生で、「半裸」(露出の多い服装)で図書館に入るのを禁じ、「つつましい服装」に変えるよう指示があったという。理由は中国と同様、男子学生の集中力が削がれるためだ。
そもそも女性は、男性のために着飾るわけでもないし、男性のために露出を多くしているわけではない。露出については、体温調節という単なる「おしゃれ」以上の問題さえ関わってくるということも忘れないでほしい。
ザンビア大学に通う男子学生アンソニー・クンダは、学校が個人の服装に干渉することに疑問を抱く。「彼女たちの服装が気に食わない男子生徒がいるなら、それは彼らのほうに問題がある」とAFP通信に話した。
男性にとっては、「気になるのはどうしようもない」ことかもしれない。それに、男性だって見たくもないものを見せられている可能性も否定できない。受け取り方は人それぞれだ。一方で女性の立場で考えると、一部のだらしなさすぎる同性の存在を認める人もいる。
ザンビアの場合には、国民の8割近くがキリスト教を信仰しており、政府もキリスト教国家であると宣言。保守色が強い部分もあり、教育学部の女子学生からは「ブラジャーを付けないで図書館に来る人がいる」という声が聞かれる。
「ミニスカ禁止」、「半裸禁止」と張り紙1枚で片付けるのは簡単なことだが、様々な側面があるテーマゆえに、全員を納得させる対応を見つけるのは難しい。
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