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中国が出生制限撤廃を検討 一人っ子政策の影響で労働力減少に危機感

2018年5月22日(火)10時00分

5月21日、報道によると、中国は、1家族が設けられる子どもの数に対する制限の撤廃を検討している。安徽省の病院で2011年4月撮影(2018年 ロイター)

中国は、1家族が設けられる子どもの数に対する制限の撤廃を検討している。ブルームバーグが関係筋の発言として伝えた。

中国は1970年代に人口増加対策として導入した「一人っ子政策」を転換し、2015年に2人目の子どもをもうけることを認めた。

しかし昨年の出生者数が3.5%減少して1723万人にとどまるなど、人口の高齢化が急速に進んでいる。

ブルームバーグによると、国務院は全国規模で出生制限を撤廃する可能性について、調査を委託した。今年第4・四半期か来年に決定が下される可能性があるという。

当局は、労働力の減少で一段と高齢化している人口を支えられなくなると懸念している。一人っ子政策はまた、男女間の出生者数に格差をもたらし、2017年末時点における男性人口は女性人口を3266万人上回っていた。

[香港 21日 ロイター]


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