ヘンリー英王子とメーガンさんが結婚 今後はサセックス公爵と夫人に
一目ぼれ
かつて度重なるスキャンダルで王室の問題児だった元陸軍軍人のヘンリー王子は、2016年7月に共通の友人のアレンジした「ブラインドデート」で初めてマークルさんに出会った。当時、マークルさんは王子のことはあまり知らず、ヘンリー王子もマークルさんや出演作品について知らなかったという。
それでも王子にとっては「一目ぼれ」だった。そのわずか4週間後には、アフリカ南部ボツワナの星降る草原にマークルさんを連れてキャンプに出かけた。
「メーガンとは信じられないほどすぐに恋に落ちた。これは、星の配置が全てパーフェクトだったからだ」とヘンリー王子は昨年11月の婚約発表時のインタビューで語った。
この時お披露目した婚約指輪は、イエローゴールドの土台に、ボツワナ産ダイヤモンドと、1997年に自動車事故で死亡した王子の母、ダイアナ元妃のコレクションから選んだ宝石2つをあしらったものだ。
ヘンリ―王子との交際が進むにつれ周囲の注目も高まったが、マークルさんへの注目は、ポジティブなものばかりではなく、王子は2016年11月、メディアを非難する異例の声明を出し、マークルさんについての一部報道が人種偏見的で女性差別的だとして批判した。
やんちゃなヘンリー王子は、常に英王室の人気者だった。だが、母親の死の衝撃によって、王子が道を踏み外しかけた時期があり、10代のころはたびたび良からぬ振る舞いがニュースに取り上げられた。王子は2002年、英王室が所有する別荘近くのパブで、飲酒年齢未満なのに酒に酔い、大麻を吸ったことを認めている。
しかし、陸軍に入り、メディアの注目を逃れ、恵まれた生活を捨ててアフガニスタンに2度従軍するなどの経験を積んだことで、落ち着きを取り戻していった。20代のころに神経衰弱寸前まで行ったことがあると告白したヘンリー王子の率直な態度に加え、天性の人懐っこさが、多くの英国民に親近感を抱かせている。
一方、米ロサンゼルス出身のマークルさんは、2002年に医療ドラマ「ジェネラル・ホスピタル」でテレビデビューを果たし、その後さまざまなテレビ番組や映画に出演している。
2011年に映画プロデューサーのトレバー・エンゲルソン氏と結婚したが、2年後に離婚。「スーツ」でのレイチェル・ゼイン役が出世作となった。先月放映されたスーツのエピソードでは交際相手と結婚し、それを最後に降板している。
(翻訳:山口香子、編集:下郡美紀)
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