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米朝関係ポンペオ米国務長官が北朝鮮へ トランプ「拘束米国人の解放期待」
5月8日、トランプ米大統領は、北朝鮮との首脳会談に向けた準備のためポンペオ国務長官(写真)が北朝鮮に向かっていることを明らかにした。ワシントンで2日撮影(2018年 ロイター/Leah Millis)
トランプ米大統領は8日、北朝鮮との首脳会談に向けた準備のためポンペオ国務長官が北朝鮮に向かっていることを明らかにした。同国内で拘束されている3人の米国人がまもなく解放されることについての期待も示した。
ポンペオ長官は4月のイースター(復活祭)の週末にかけて秘密裏に北朝鮮を訪問しており、訪朝は6週間弱で2回目となる。
トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し「ポンペオ長官は間もなく(北朝鮮に)到着する」とし、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談について「会談の日程と開催場所など、すべては選定されている」と述べた。詳細については触れなかった。
大統領は3人の米国人が解放されれば「素晴らしいこと」だと述べた。ただポンペオ長官は、平壌行きの途中で記者団に対し、解放は確約されていないとした上で、北朝鮮が「正しいことを行う」ことを望んでいると話した。
3人の解放が実現すれば、首脳会談に向け金正恩氏がより前向きな姿勢を見せたことを示唆することになる。
トランプ大統領は首脳会談について「計画は進みつつあり、関係も構築されつつある」と言明した。
拘束されているのは、韓国系米国人のKim Dong-chul氏、Kim Sang-duk氏、Kim Hak-song氏の3人。Kim Sang-duk氏は平壌科学技術大学で1カ月間教えた後、2017年に拘束された。Kim Hak-song氏も同大学で教えていた。