最新記事

英王室

ハリー王子&メーガンの結婚式にトランプが招待されなかったこれだけの理由

2018年4月11日(水)13時45分
ジャニス・ウィリアムス

ハリー王子が始めた負傷兵による国際スポーツ大会を観戦する2人(4月6日) Peter Nicholls-REUTERS

<伝統に反して2人が政治指導者を招かないことにしたのは、トランプを呼びたくなかったから?>

思ったとおり、ドナルド・トランプ米大統領は、イギリスのハリー王子と米女優メーガン・マークルの結婚式に招かれなかった。

ケンジントン宮殿が4月10日に発表したところによると、ハリーとマークルは、5月19日に迫った世紀の挙式の「公式」招待者リストには、伝統に反して、各国の政治指導者を含めないことに決めた。代わりに家族や友人、公的な関係者を中心に2640人を招待したという。

オバマ夫妻はとばっちり?

イギリスのテリーザ・メイ首相や野党・労働党のジェレミー・コービン党首も招かれていないことを考えれば、トランプが招かれなかったのは無理もない。それどころか、ハリー王子の友人であるバラク・オバマ前米大統領とミシェル夫人も招かれていない。

BBCによれば、ハリーとマークルが政治指導者を呼ばないことに決めたのは、ハリーの王位継承順位は5位であること、式場となるウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂は、ウィリアム王子とケイト・ミドルトンが結婚式を挙げたウェストミンスター寺院ほど大きくないせいだという。

招待された人々のうち1200人は、ハリーとマークルが情熱を傾ける人道活動や市民活動への献身が評価された人々。

トランプが式に招かれる確率はもともと低いと考えられてきた。トランプはハリーとマークルのいずれとも面識がない。まして、国連女性機関の賛同者として働いたこともあるマークルは、2016年にトランプがヒラリー・クリントンと戦った大統領選挙中、「女性差別的」で「対立を煽りたがる」トランプに批判的だった。

2人が政治家を呼ばないことにしたのは、マークルのトランプ嫌いのせいだった?

20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

新型ミサイルのウクライナ攻撃、西側への警告とロシア

ワールド

独新財務相、財政規律改革は「緩やかで的絞ったものに

ワールド

米共和党の州知事、州投資機関に中国資産の早期売却命

ビジネス

米、ロシアのガスプロムバンクに新たな制裁 サハリン
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでいない」の証言...「不都合な真実」見てしまった軍人の運命
  • 4
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 5
    プーチンはもう2週間行方不明!? クレムリン公式「動…
  • 6
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 7
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 8
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 9
    巨大隕石の衝突が「生命を進化」させた? 地球史初期…
  • 10
    バカげた閣僚人事にも「トランプの賢さ」が見える...…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 5
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 8
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 9
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 10
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中