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朝鮮半島韓国文大統領「米国との関係は盤石」 対北朝鮮対応の食い違い指摘に
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2月22日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は英情報誌モノクルに対し、米国との関係は「盤石」であり、「かつてないほど強固だ」と語った。写真は平昌五輪スピードスケートのショートトラックの試合を観戦する同大統領。江陵で17日撮影(2018年 ロイター/John Sibley)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は英情報誌モノクルに対し、米国との関係は「盤石」であり、「かつてないほど強固だ」と語った。
22日付の同誌インタビュー記事によると、文大統領は「トランプ米大統領は私に対し、南北対話の実施にあたり支援が必要ならばいつでも知らせるよう伝えてきた。大統領は私を100%支持している」と語り、「私の目標は北朝鮮の核問題を解決し、平和を強化することだ」と述べた。
韓国と北朝鮮の政府高官は先月、2015年12月以来となる正式な南北会談を実施。韓国側は今月の平昌冬季五輪に北朝鮮の政府高官・選手団・応援団を招待することで合意した。
南北の融和ムードが広がる中、文政権に対しては、北朝鮮の核・ミサイル開発断念を目指す取り組みで連携してきた米国との方針の食い違いを指摘する声が上がっていた。
康京和(カン・ギョンファ)外相など韓国政府高官は先に、こうした疑念を否定し、韓国は対北朝鮮政策のあらゆる段階において米国と緊密な協議を行っていると強調した。
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ニューズウィーク日本版 2/27号
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