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米中関係中国、WTO巡るトランプ政権の見解に反論「米国こそ世界貿易に脅威」
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1月22日、トランプ米政権が前週、2001年の中国の世界貿易機関(WTO)加盟を米政府が支持したことは誤りだったとの見解を示したことに関連し、中国外務省は、世界の貿易システムを脅かしているのは中国ではなく米国だと反論した。写真は北京で2014年7月撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)
トランプ米政権が前週、2001年の中国の世界貿易機関(WTO)加盟を米政府が支持したことは誤りだったとの見解を示したことに関連し、中国外務省は22日、世界の貿易システムを脅かしているのは中国ではなく米国だと反論した。
米通商代表部(USTR)代表は19日、2001年のWTO加盟後も中国の経済開放が進まなかったため、当時の米政権が加盟を支持したことは「誤りだった」との見解を示した。
中国外務省の華春瑩報道官はこれについて、中国はWTO加盟後、そのルールに厳格に従い、責任を果たすとともに、多角的貿易システムの発展に貢献してきたと強調。
「米国の一方的なやり方や、一国主義に関する主張こそが、多角的貿易システムやに対する前例のない挑戦だということを誰もが目にした」とし、「米国が中国を正しく評価すると同時に、多角的貿易システムを守るため自らが実際に行動することを望む」と述べた。
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