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ロシア、米中間選挙に影響を及ぼす可能性=CIAポンペオ長官

2018年1月31日(水)08時06分

 1月30日、米CIAのポンペオ長官は英BBCとのインタビューで、欧米の内政に影響を与えようとするロシアが今年秋に控える米中間選挙を標的にするとの見方を示した。ワシントンで23日撮影(2018年 ロイター/Leah Millis)

米中央情報局(CIA)のポンペオ長官は英BBCとのインタビューで、欧米の内政に影響を与えようとするロシアが今年秋に控える米中間選挙を標的にするとの見方を示した。

また、世界は中国の干渉に対応すべきと警告した。

ポンペオ長官はロシアの脅威はなくならないと指摘。ロシアが中間選挙に影響を及ぼそうとする可能性について問われると、「もちろん、彼らがそうした試みを継続する見込みが十分あると私は考えている。しかし、米国は自由で公正な選挙を実施できると確信している。われわれは十分に対応可能で、大きな影響はないだろう」と述べた。

中国については、サイバー能力は世界的水準で「非常に活発」とし、ロシアと同等の脅威であると警告。

「米国に送り込んだスパイが学校や医療システム、企業から情報を盗もうとしている。気付かぬうちに世界に影響を与えようとする動きに対抗しなければならない」と述べた。

同長官はまた、北朝鮮が核ミサイルで米国を攻撃する能力を「数カ月で(in a handful of months)」獲得する可能性があると述べた。



[ロンドン 30日 ロイター]


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