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自動車自動運転車、米世論調査で「安心して乗れる」はわずか27%
1月29日、ロイター/イプソスが実施した米国での調査で、自動運転車に安心して乗れると答えた人が27%にとどまった。人間の運転に比べ、ロボットや人工知能(AI)に信頼を置いていない人が多いことが浮き彫りとなった。写真はGM社が計画している自動運転車のイメージ。ハンドルやペダルがない。ゼネラルモータース提供(2018年 ロイター)
ロイター/イプソスが実施した米国での調査で、自動運転車に安心して乗れると答えた人が27%にとどまった。人間の運転に比べ、ロボットや人工知能(AI)に信頼を置いていない人が多いことが浮き彫りとなった。
男性では、自動運転車に安心して乗れると答えた人は38%。安心できないと答えた人が55%だった。これに対し女性は、安心して乗れると答えた人は16%にとどまり、77%が安心できないと答えた。
カリフォルニア州在住のフィービー・バロンさんは「最初の実験台になりたくない」と話した。一方、コロラド州在住のソーニャ・コイさんは、自動運転車について「多くの潜在力を秘めた、素晴らしい技術であり革新だ」と前向きな意見を述べつつ「通常の車でも同じことだが、事故の際の法的責任がどうなるかについては懸念している」と話した。
自動車やハイテク業界は、自動運転車の公道での走行実験に対する規制緩和を議会に求めているが、現時点で議論は上院で止まっている。他方で、ゼネラル・モーターズ(GM)やアルファベット傘下のウェイモなどの企業は、3年以内に第1弾の自動運転車を公開する予定。
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