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ミサイル実験北朝鮮問題巡り米国務長官と露外相が電話会談 外交努力継続で一致
12月27日、米国のティラーソン国務長官(右)とロシアのラブロフ外相(左)は電話会談を行い、北朝鮮の核開発問題に対処するために外交努力を継続することで一致した。ワシントンで5月撮影(2017年 ロイター/Yuri Gripas)
米国のティラーソン国務長官とロシアのラブロフ外相は電話会談を行い、北朝鮮の核開発問題に対処するために外交努力を継続することで一致した。米国務省のナウアート報道官が27日、明らかにした。
電話会談は26日に実施。同報道官は声明で「ティラーソン長官とラブロフ外相は北朝鮮の核開発プログラムを巡る懸念について協議し、米国もロシアも北朝鮮を核保有国として認めないとの姿勢を強調した」とし、朝鮮半島の非核化に向け外交努力を継続していくことで合意したことを明らかにした。
両氏は電話会談でこのほか、ウクライナ東部で続く紛争やシリア問題などについても協議した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は前日、米国と北朝鮮が望めばロシアには両国間の対話を仲介する用意があると表明。ロシアはこれまでも北朝鮮の核・ミサイル開発を巡る緊張の緩和に向け米国と北朝鮮に対話を促しており、ティラーソン長官もこれまで外交努力の重要性を強調してきた。ただトランプ米政権は北朝鮮への対応を巡り、軍事力の行使も含むすべての選択肢を検討するとの立場を繰り返し示している。