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イギリス社会

【写真特集】イギリスに生きるムスリムの葛藤

2017年12月6日(水)18時30分
Photographs by MAHTAB HUSSAIN

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「今の彼女はイギリス人で、
美しい田園地方に住んでいる。
僕は週に3、4回も喜んで通っている。
もし以前と変わらず地元にずっといたら、
僕はもっと嫌な人間になっていただろう。
人は環境によってつくられる」

「若いムスリム男性の抱える大きな問題は
志の低さと、手本となる人物がいないことだ。
ごく普通のアジア系の若者の手本に誰がなる?」

「友人たちには、『何でいつでも深刻なんだ、
リラックスしろよ』とよく言われる。
でも気を抜いたら落ちこぼれ、成功できなくなると思う」

「ムスリムの男はピラミッドの底辺にいる。
悪党で密売人で、過激主義者だ」

「ギャングだの犯罪だのは、
アジア系コミュニティーに特有のものじゃない。
黒人や白人のコミュニティーでもあり得ることだ」


撮影:マタブ・ハサン
1981年、イギリス生まれ。両親はパキスタンからの移民。シティ大学ロンドンとノッティンガム・トレント大学でアートなどを学び、後者で博士号の取得予定。英芸術・人文科学研究評議会をはじめ、多くの芸術関連団体やメディアから高い評価を受けている。本作は最新写真集「You Get Me?」(英MACK社刊)からの抜粋

[本誌2017年11月21日号掲載]

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