バブル警戒のビットコイン、インフレのジンバブエでは逃避先
Golixはロイターの取材に対し「例えばソフトウエア開発会社がソフトのダウンロード料金を払いたい言っても、中銀が優先承認してくれることはまずないが、ビットコインでは支払える。外国に留学している子供への仕送りに(ビットコインを)利用する人々もいる」と答えた。
裕福な家庭は子供を南アフリカや英国に留学させているが、通貨不足のために仕送りに苦労している。
Golixのデータによると、10月に同取引所が取り扱ったビットコイン取引は100万ドル相当だった。
しかし外国人は取引にほとんど参加していない。理論的には、海外の投資家は国際市場でビットコインを買い、ジンバブエで約2倍の価格で売ることが可能だが、問題は支払いがゾラーで行われることだ。
(MacDonald Dzirutwe記者)
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