北朝鮮の送電網を破壊する、韓国「ブラックアウト爆弾」の効果
2017年10月10日(火)16時30分
韓国軍が準備を進める防衛システムには3段階あり、(1)「キルチェーン」のほかにも、(2)北朝鮮による核・ミサイル発射を探知し迎撃する「韓国型ミサイル防衛」(KAMD)、(3)実際に攻撃された場合に特殊部隊の投入などで北朝鮮指導部に報復する作戦(KMPR)がある。
韓国政府は当初、防衛システムの完成時期を2020年代半ばとしていたが、北朝鮮の核開発が急速に進んでいることに危機感を強め、2020年代初めに前倒しした。
米研究機関「核脅威イニシアチブ」などの監視団体は、北朝鮮が今年に入ってすでに19回のミサイル発射実験を実施し、そのうち2回は米本土に到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)だったと報告。北朝鮮は9月に6回目の、水爆とされる過去最大規模の核実験を実施した。
韓国の軍関係者は、「北朝鮮のいかなる攻撃も防御するため、監視態勢の強化を続けている」と、話している。
(翻訳:河原里香)
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