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労働米テスラ、労働者の権利侵害巡り当局が訴え 従業員が不当性指摘
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8月31日、全米労働関係委員会(NLRB)は、電気自動車(EV)大手テスラの従業員が不当な労働慣行を指摘したことを受け、同社に対し訴えを起こしたことを明らかにした。写真はシドニーで5月撮影(2017年 ロイター/Jason Reed)
全米労働関係委員会(NLRB)は31日、電気自動車(EV)大手テスラの従業員が不当な労働慣行を指摘したことを受け、同社に対し訴えを起こしたことを明らかにした。
NLRBは、テスラが従業員に署名させた秘密保持契約について、カリフォルニア州フリーモントにある工場の労働条件や安全性を巡る問題について口にすることを禁じている可能性があると指摘した。
NLRBはテスラが従業員を脅したり嫌がらせをして連邦労働法に違反したとする従業員の主張についても調査したとしている。
テスラはこうした主張を否定している。
テスラは9月14日までに返答が求められており、11月14日にカリフォルニア州オークランドの裁判所で審理が予定されている。
NLRBにはテスラの従業員3人と全米自動車労組(UAW)が申し立てを行った。
3人は、職場で見聞きしたことや労働条件について公の場やメディアで口にした場合、解雇や刑事訴追される可能性があるとした文書に署名させられたと主張している。
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