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ホワイトハウストランプ政権、バノン派のゴルカ米大統領副補佐官が退任
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8月25日、ホワイトハウスは、セバスチャン・ゴルカ大統領副補佐官(国家安全保障担当、写真左)が退任したと明らかにした。ホワイトハウス当局者は文書で「ゴルカ氏は辞任したわけではないが、ホワイトハウスでもはや働いていないことは確認できる」と説明。ゴルカ氏の解任を示唆した。アンドルーズ空軍基地で7月撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)
ホワイトハウスは25日、セバスチャン・ゴルカ大統領副補佐官(国家安全保障担当)が退任したと明らかにした。ホワイトハウス当局者は文書で「ゴルカ氏は辞任したわけではないが、ホワイトハウスでもはや働いていないことは確認できる」と説明。ゴルカ氏の解任を示唆した。
今月解任されたバノン首席戦略官兼上級顧問に近いとされるゴルカ氏は、かねてよりマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)との対立が報じられていた。マクマスター氏や米軍の支持を得てトランプ大統領が21日に発表した新たなアフガニスタン戦略にも、ゴルカ氏は賛同していなかった。
バノン氏とゴルカ氏はともに極右系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の出身。政権からのナショナリスト勢の相次ぐ退出は、マクマスター氏、マティス国防長官、ティラーソン国務長官などの国際主義者が外交政策チームにおいて強い発言権を持っていることを示している。
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