最新記事
南米ベネズエラ前検事総長、マドゥロ大統領の汚職指摘 証拠に言及

8月23日、ベネズエラのオルテガ前検事総長は、マドゥロ大統領がブラジルの建設会社オデブレヒトとの間の汚職に関与した証拠を持っていることを明らかにした。写真は演説する同大統領、22日首都カラカスで撮影(2017年 ロイター/Marco Bello)
ベネズエラのオルテガ前検事総長は23日、マドゥロ大統領がブラジルの建設会社オデブレヒトとの間の汚職に関与した証拠を持っていることを明らかにした。
オルテガ氏は今月、新たに発足した制憲議会によって解任され、前週コロンビアに脱出、23日にブラジルに到着した。
同氏は、政権上層部の汚職を隠すために解任されたと主張し、証拠をつかんでいると述べた。実際に証拠は提示していない。
オルテガ氏は、オデブレヒトの汚職にマドゥロ大統領や統一社会党の重鎮らが関わったとし、同党議員であるディオスダド・カベッロ氏がオデブレヒトから約1億ドルを受け取った証拠があると述べた。
オデブレヒトは米国とブラジルの検察当局との和解で、契約を受注するため12カ国で賄賂を支払ったことを認めている。米裁判所の文書によると、オデブレヒトは2001年から16年の間にブラジルやベネズエラなどの国で総額およそ7億8800万ドルの賄賂を支払った。
