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米軍事米空軍、トランプのアフガン戦略変更受け攻撃力増強の可能性
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8月22日、米空軍のゴールドファイン参謀総長は、アフガニスタンへの米軍駐留継続方針を受けて、米空軍がアフガンでの攻撃力を増強し、アフガン空軍パイロット向けの訓練を強化する可能性を示唆。写真はバージニア州で21日、アフガニスタンへの米軍駐留方針を発表するトランプ大統領(2017年 ロイター/Joshua Roberts)
米空軍のゴールドファイン参謀総長は22日、ロイターの取材に応じ、アフガニスタンへの米軍駐留を継続するとのトランプ大統領の方針を受けて、米空軍がアフガンでの攻撃力を増強し、アフガン空軍パイロット向けの訓練を強化する可能性を示唆した。
一方、自身は大統領が発表したばかりのアフガン新戦略をまだ精査している段階にあるとも発言。「新戦略が意味するところが(攻撃力の)増強なのか、削減なのかを判断するのは時期尚早だ」と語った。
参謀総長とともに米軍機内で取材に応じたウィルソン空軍長官は、アフガン軍は米軍が提供する訓練や武器のおかげで大いに進歩したが、「まだ道のりは長い」と述べた。
トランプ大統領は21日夜、テレビ放送された演説で新戦略について、アフガニスタンが米国への攻撃を狙うイスラム過激派の隠れ場所となるのを阻止することが目的だと説明した。米軍の増派に道を開いたものの、規模は明らかにしなかった。
一方、政府高官は、マティス国防長官の4000人程度の増派計画を大統領が承認したと明らかにした。現在の駐留米軍は約8400人。
ウィルソン長官は、トランプ大統領が示した方針は過激派勢力の攻撃にあたり、米軍にかなりの柔軟性を与えているとの見方を示した。
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