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ブレグジットEU離脱交渉、10月までに「十分な進展」と確信=英政府
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8月17日、英政府はEUとの離脱交渉について、10月までに「十分な進展」があると確信していると表明した。ロンドンで12日撮影(2017年 ロイター/Neil Hall)
英政府は17日、欧州連合(EU)との離脱交渉について、10月までに「十分な進展」があると確信していると表明、将来の関係を協議する次の交渉段階に進めるとの見通しを示した。
英政府は、EU側が要求している「手切れ金」などを巡る交渉を早期に終え、今後の関係を協議する次の交渉段階に移行したい考え。
ただEU側は、在英EU市民の権利、英国とアイルランドの国境問題、手切れ金に関する交渉で「十分な進展」がない限り、将来の関係については協議できないとの立場を示している。
英国のEU離脱省は「10月までに十分な進展があり、次の交渉段階に進めると確信している」と表明。「双方が、各交渉段階でダイナミックかつ柔軟なアプローチを示すことが重要だ」との見解を示した。
メイ首相は現地テレビ局に対し、「われわれがこれまで建設的で前向きな姿勢で交渉に臨めたことは良いことだ。交渉は続いており、やるべきことは多い」と表明。「われわれは英国、EUの双方にとって好ましい将来を目指し、EUと特別な深い関係を築く」と強調した。
一方、欧州委員会の広報担当は、双方は離脱交渉の骨組みについて合意したと述べるにとどめた。次回会合は8月28日の週に開かれると明らかにした。
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