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イラン米軍の哨戒艇、イラン船に警告射撃 ペルシャ湾で接近
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7月25日、米当局者によると、米海軍の哨戒艇がペルシャ湾で接近してきたイラン革命防衛隊の船に対して警告射撃を行った。米海軍提供(2017年 ロイター)
米当局者によると、米海軍の哨戒艇が25日、ペルシャ湾で接近してきたイラン革命防衛隊の船に対して警告射撃を行った。
米海軍中央軍指令部は声明で、哨戒艇「サンダーボルト」が無線での呼び掛けや照明弾、警笛を無視して接近してきたイラン船の前方に向けて警告射撃を行ったと発表。その時点で、船までの距離は約137メートルだったが、警告射撃を受けて船は危険な接近をやめたという。
ある米当局者が匿名を条件に語ったところでは、このイラン船は武装していたが、武器を操作する兵士の姿はなかった。
米軍の哨戒艇は沿岸警備隊などの船と船団を組んでいた。
革命防衛隊のニュースサイト、セパ・ニュースによると、革命防衛隊は、ペルシャ湾北部の公海上で米国の「戦艦」が防衛隊の哨戒艇に接近し、2発の警告射撃を行ったとする声明を発表した。
米海軍の艦艇は今年1月にもペルシャ湾で接近してきたイラン船に警告射撃を行っているが、トランプ米大統領が就任してからは今回が初めて。
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