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自動車テスラ新型「モデル3」30台を従業員に納入 事前予約は50万台超
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7月28日、米電気自動車大手テスラは、量産型セダン「モデル3」の初出荷となる30台を購入者である従業員に納入した。6日撮影(2017年 ロイター/Kim Hong-Ji)
米電気自動車(EV)大手テスラは28日、量産型セダン「モデル3」の初出荷となる30台を購入者である従業員に納入した。
納入に当たりカリフォルニア州フリーモントの工場で開いたイベントで、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「モデル3」の事前予約が50万台を超えていると明らかにした。
また、これまでに生産した台数は試験目的の20台を含めて50台だとした。
マスク氏はイベント前に記者団に対し、初期段階は生産が「かなり大変」な作業になるとの認識を示し、「少なくとも6カ月間は地獄のような日々になる」と語った。
テスラは2016年4月の段階で「モデル3」の予約台数は37万3000台としていた。
マスク氏は、これから新たに予約した場合、納入は2018年末以降になる可能性が高いとの見方を示した。
「モデル3」の価格は3万5000ドルからで、1回のフル充電で走行できる距離は約350キロメートル。走行距離500キロメートルの長距離モデルは4万4000ドルとなっている。
50万台はテスラの2016年の生産台数のほぼ6倍に相当し、同社が「モデル3」への期待に応えられるかどうかが課題となる。
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