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日本企業タカタ、中国傘下の米自動車部品メーカーKSSに1750億円で事業譲渡へ
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6月26日、エアバック大量リコールで悪化した経営立て直しに向け法的整理に踏み切ったタカタは、スポンサー企業となっている中国の寧波均勝電子傘下の米自動車部品メーカー、キー・セーフティ・システムズ(KSS)と再建支援に関する基本合意を締結、実質的な資産と事業をおよそ1750億円でKSSに譲渡すると発表した。写真はタカタのロゴ。都内で2015年11月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)
エアバック大量リコール(回収、無償修理)で悪化した経営立て直しに向け法的整理に踏み切ったタカタ<7312.T>は26日、スポンサー企業となっている中国の寧波均勝電子<600699.SS>傘下の米自動車部品メーカー、キー・セーフティ・システムズ(KSS)と再建支援に関する基本合意を締結、実質的な資産と事業をおよそ1750億円でKSSに譲渡すると発表した。事業譲渡の完了は2018年第1・四半期を予定している。
タカタの発表によると、基本合意の中で、KSSはタカタ従業員を現在と同等の条件で受け入れるとともに、日本における製造拠点も閉鎖せずに維持することを約束。さらに、KSSはアジアにおける拠点を東京に設立する。
KSSはすでにタカタの資産と事業受け入れるためのデューデリジェンス(資産査定)を実質的に完了しており、両社は数週間以内に最終合意をまとめるべく作業を続けている、としている。
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