最新記事

英王室

キャサリン妃妹ピッパのウェディング、でも主役は花嫁じゃなかった

2017年5月23日(火)14時39分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

Kirsty Wigglesworth-REUTERS

<SNS上にはキャサリン妃の実妹ピッパの挙式の写真が溢れたが、最も注目されたのはかわいすぎるあの2人>

イギリスのバークシャーにあるセント・マークス教会で5月20日、キャサリン妃の妹のフィリパ・ミドルトン(愛称ピッパ)が投資会社のCEOジェームズ・マシューズと結婚式を挙げた。

イギリスでは「ウィステリア(藤)姉妹」とも称されるキャサリン妃とピッパ。上へ、上へと伸びていく藤の花から付けられたニックネームで、その名の通りピッパは歴代のお金持ちのボーイフレンドを経て、大富豪の花婿を射止めた。

昨年7月に婚約が報じられたピッパだが、そもそもその発端となったのは、大きすぎる左手の指輪。英テレグラフによれば、結局のところ婚約指輪だったこのリングはアールデコ調のデザインがクラシックな8角形の豪華なデザインで、推定2760~4140万円と報じられた。

【参考記事】ついに恋愛結婚を受け入れた英王室

【参考記事】30年前ダイアナに託した夢が遂に叶う

ドレスはボッテガ出身デザイナーのブランド

結婚式の目玉と言えばドレスだろう。姉のキャサリン妃は2011年にウィリアム王子と式を挙げたが、このときに着用したアレキサンダー・マックイーンのドレスは約3620万円。ブランドの職人には当初、キャサリン妃のということは伏せられ、「テレビドラマの衣装に使われることになっていて、お金はいくらかかっても構わない」と伝えられていたという。

そして今回も、メディアは早くからピッパがどこのブランドのドレスを着るか注目していた。イギリス拠点のブランドに発注すると踏んでいたため、候補は3つまで絞られていた。キャサリン妃も選んだことで知られるアレキサンダー・マックイーン、2003年にロンドンで初コレクションを披露して以来ロンドンのファッションシーンに欠かせない存在となったジャイルズ・ディーコン、そしてヴィクトリア・ベッカムだ。

直前まで様々な憶測が飛び交ったが、最終的には、当初から本命視されていたジャイルズ・ディーコンに軍配が上がった。ベールは、「世界で最も美しい帽子メーカー」ともされるスティーブン・ジョーンズのものだった。


ドレスを手掛けたディーコンは日本では知名度が低いかもしれないが、イタリアブランドのボッテガ・ヴェネタのブランドイメージを一新したことで高い評価を受けている。

テレグラフ紙によれば、同ブランドの価格帯はビスポークドレス120万円~、イブニングドレス350万円~、ウェディングドレスは1740万円~という。実際の値段は明らかになっていないが、クチュールのドレスであることから金額は青天井だと考えられる。ちなみに英デイリーメールはドレスの予算を約4450万円と予想している。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエル、ガザ一部占領を計画 軍事作戦を拡大へ

ビジネス

任天堂、「スイッチ2」を6月5日に発売 本体価格4

ビジネス

米ADP民間雇用、3月15.5万人増に加速 不確実

ワールド

脅迫で判事を警察保護下に、ルペン氏有罪裁判 大統領
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台になった遺跡で、映画そっくりの「聖杯」が発掘される
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2人無事帰還
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    博士課程の奨学金受給者の約4割が留学生、問題は日…
  • 9
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 10
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 7
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 8
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 9
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中