一帯一路会議が閉幕 中国主席「幅広い合意と成果得られた」
このほか、オーストラリアのシオボ貿易・投資相は14日、シルクロード構想により生まれる商業機会を前向きに検討したいとする一方、いかなる決定も国益に基づいて決定すると述べた。
インドはパキスタンとの紛争を抱えるカシミール地方を通過する経済回廊を中国とパキスタンが整備する計画に反発し、今回の会議への代表派遣は見送った。インド外務省報道官はカシミール問題のほか、中国がシルクロード構想に多額の債務をつぎ込んでいることにも懸念を示している。
米投資会社のエキゾティック・パートナーズは、中国が建設するインフラは実際に地元経済のためになるのか、建設資材、人的資源、資金などを提供する地元企業に新たな機会を提供するものになるのか、投資家の間で疑問が出ていると指摘。「政治的主権がどの程度まで犠牲にされるのか、中国の経済が無秩序に減速した場合プロジェクト完成リスクはどの程度あるのか」投資家は注視しているとしている。
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