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トランプ政権トランプ大統領、コミーFBI長官を解任
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5月9日、トランプ米大統領は連邦捜査局(FBI)のコミー長官(写真)を解任した。3日撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)
トランプ米大統領は9日、連邦捜査局(FBI)のコミー長官を解任した。トランプ大統領は、コミー長官はもはやFBIを統括することができないと判断。ホワイトハウスが公表したコミー長官宛ての書簡で大統領は「FBIの新たなトップを見つけて国民の信頼と法執行遂行への自信を回復することが不可欠」と述べた。
書簡によると、トランプ大統領は、コミー氏にはFBIを適切に率いることができないとしたセッションズ司法長官の助言を受け入れた。
コミー氏は、ヒラリー・クリントン元国務長官の電子メール問題に関する捜査で、昨年7月に不起訴の方針を表明したにもかかわらず、11月の大統領選の投票11日前に再捜査に転じたことが問題になっていた。
ホワイトハウスはコミー氏の対応に関するロッド・ローゼンスタイン司法副長官のメモを公表した。
ローゼンスタイン氏はその中で「クリントン氏の電子メールに関する捜査結果を巡るコミー長官の対応を擁護できない。コミー氏は間違っていたというほぼ一致した見解を同氏が受け入れようとしないことも理解できない」としている。
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