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【写真特集】ウクライナ東部に残されたトラウマ
2017年3月27日(月)17時20分
兵士のバディム(24)は昨年2月、運転していた装甲車が簡易爆弾に襲われ左手と両脚を切断。今は教育学と心理学を勉強中だ
<タチアナ・チェルニエンコ(56)>マリインカに暮らす彼女は14年8月に砲撃で負傷し、今も体中に金属片が刺さったままだ。お金がないため摘出手術ができず、胸に入った破片などは自分で取り除いたという
<バレンチナ・エレミチェワ(54)>子供向けのリハビリ施設で、グループセラビーを担当する。幼い子供たちのトラウマを癒やすセラピーで、怖いものを絵に描かせると兵士や戦車がよく登場するという。「その絵をビリビリにちぎったり、爆弾を花で彩らせたりする」
<ディアナ(14)>ジェルジンスクにある子供向けの社会・心理リハビリ施設で。紛争開始後、母親は彼女を置いてロシアへ逃げてしまった。里親を見つけるために、母親の親権が無効になるまでの9カ月間は施設で暮らす必要がある
<アリッサ・ミロシュニチェンコ(左、49)>マリインカの自宅の庭で、いとこのバレンチナ・ラトフスカ(12)と。ここ1年半は、防空壕に避難してばかり。「発砲が始まると、私は娘に精神安定剤を与える」と母親のオクサナは言う
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