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米中関係米国務長官、中国の楊国務委員と会談 定期ハイレベル交流で一致
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2月28日、ティラーソン米国務長官(写真右)は、中国の外交を統括する楊潔チ国務委員(同左)とワシントンで会談し、米中の「互恵的経済関係」の改善と維持をめぐり意見を交換した(2017年 ロイター/Aaron P. Bernstein)
ティラーソン米国務長官は28日、中国の外交を統括する楊潔チ国務委員とワシントンで会談し、米中の「互恵的経済関係」の改善と維持をめぐり意見を交換した。米国務省が発表した。
国務省の声明によると、ティラーソン長官と楊委員は両国間の「定期的かつハイレベルな」交流の重要性をあらためて確認したほか、北朝鮮の核開発プログラムについても協議した。
ティラーソン長官と楊委員は前週行った電話会談で、米中の建設的な関係の重要性を確認している。
新華社によると、楊氏は「あらゆるレベルでの交流を強化」することで米国と協調し、地域的・世界的な課題についての意見交換や協力を拡大する用意が中国にあると指摘。また、「相互の革新的な利益や主要な懸念」を尊重する考えも示した。
また米国務省によると、楊氏がティラーソン氏に北京訪問を要請。ティラーソン氏も前向きな姿勢を示したという。
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