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南シナ海南シナ海の行動規範、中国とASEANが最初の原案作成
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3月8日、中国の王毅外相は、南シナ海の領有権を主張し争う東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国との間で、同海域での行動規範をまとめた最初の原案が完成したと明らかにした。写真は南シナ海のスプラトリー諸島。米海軍提供(2017年/ロイター)
中国の王毅外相は8日、南シナ海の領有権を主張し争う東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国との間で、同海域での行動規範をまとめた最初の原案が完成したと明らかにした。
中国とASEAN10カ国は2010年以来、同海域における紛争を回避することを目的としたルール作成を協議してきた。
全国人民代表大会(全人代、国会に相当)に合わせて記者会見した王外相は、先月になって協議が大きく進展したと明かした。
南シナ海問題を巡っては、米国が航行の自由を主張してパトロールを実施しているが、王氏はこうした動きを念頭に「この安定した状況に損傷を与えたり干渉することは断固として認めない」と述べた。
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