最新記事

シリア

アサド大統領「シリアは国民のもの、選挙次第で政権退く」

2017年2月8日(水)13時28分

2月8日、シリアのアサド大統領(写真)は、アサド家は46年間にわたりシリアを支配してきたが、一族がシリアを「所有」しているわけではないとし、シリア国民が選挙で他の指導者を選んだ場合には政権から退くと言明した。提供写真(2017年 ロイター/SANA)

シリアのアサド大統領は、アサド家は46年間にわたりシリアを支配してきたが、一族がシリアを「所有」しているわけではないとし、シリア国民が選挙で他の指導者を選んだ場合には政権から退くと言明した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が7日、伝えた。

同大統領は2000年に、父親のハーフィズ・アサド前大統領の死去に伴って政権を引き継いだ。前大統領は軍事クーデターを経て1971年に就任した。

アサド家以外が統治するシリアを想像できるかとの質問に対し、アサド氏は「シリアはシリア国民のもの」と述べ、すべての国民に指導者になる権利があると述べた。

また、トランプ米大統領が過激派組織「イスラム国(IS)」や「他のテロリスト集団」の掃討を目指していることは期待できるとした上で、実際の行動を求めるのは「時期尚早」との見方を示した。

[アンマン 7日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

資生堂、25年12月期純損益は黒字化見込む コスト

ワールド

台湾、アラスカ産天然ガス輸入を検討 トランプ関税の

ワールド

中国の婚姻数、昨年は過去最大の落ち込み 離婚は増加

ビジネス

日経平均は小幅反発、日米会談無難通過で 個別物色も
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    メーガン妃の最新インスタグラム動画がアメリカで大反発を買う...「イメージアップを図るため」
  • 2
    研究者も驚いた「親のえこひいき」最新研究 兄弟姉妹で一番かわいがられるのは?
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    睡眠中に体内は大掃除されている...「寝ているあいだ…
  • 5
    Netflixが真面目に宣伝さえすれば...世界一の名作ド…
  • 6
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮…
  • 7
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 8
    「嫌な奴」イーロン・マスクがイギリスを救ったかも
  • 9
    賃貸住宅の「床」に注意? 怖すぎる「痕跡」を発見し…
  • 10
    36年ぶりの「絶頂シーン」...メグ・ライアンの「あえ…
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 5
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 6
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮…
  • 7
    Netflixが真面目に宣伝さえすれば...世界一の名作ド…
  • 8
    研究者も驚いた「親のえこひいき」最新研究 兄弟姉…
  • 9
    メーガン妃の最新インスタグラム動画がアメリカで大…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 5
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 6
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 7
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 8
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中