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中台関係中国空母、台湾経由で海南島へ到着 台湾当局者「監視を継続」
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12月28日、台湾国防部の当局者は、中国軍の空母「遼寧」率いる艦隊が中国南部の海南島に到着したと明らかにした。写真は中国の空母「遼寧」による実弾演習のようす。14日撮影(2016年 ロイター)
台湾国防部の当局者は28日、中国軍の空母「遼寧」率いる艦隊が中国南部の海南島に到着したと明らかにした。艦隊は太平洋に出た後、台湾を回りこむ形で(訂正)同島に向かっていた。
中国側は今回の航行について定期演習とのみ説明し、詳細を明らかにしていない。台湾の馮世寛・国防部長(国防相)は27日、「敵の脅威が日に日に拡大している」と警戒感を示していた。
国防部当局者は、艦隊が海南島に到着した後も「事態の推移について監視を続ける」と指摘。中国側は空母のシステムや他の軍装備との連携をテストしているとし、海南島到着で訓練が終了するわけではないとの見方を示した。
中国国営メディアは、遼寧の母港が山東省青島のようだと伝えている。
*本文1段落目の「一周して」を「回りこむ形で」に訂正します。
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