韓国腐敗防止法が生む報奨狙いの「ランパラッチ」
2016年10月7日(金)10時48分
祝い花
韓国の政府組織、国民権益委員会の当局者は、違反通報者が詳細な証拠を提供しなければならないと語る。
「通報者の誰もが、自らの署名入り文書を提出しなければならない。写真1枚だけでは立証は難しい」と匿名を条件に取材に応じた同当局者は述べた。
冒頭の生徒2人が張り込んだ結婚式は、結婚式では定番となっているお祝い花を展示していなかった。生徒の1人である60歳のSong Byung-sooさんは、それは先手を打った措置だと考えている。
「状況はすでに大きく変わった」。自動車部品会社で得る収入を補いたいが、一攫千金は期待していないというSongさんは語る。
「こんなことをすると誰かを必ず傷つけるので、ためらっていたが、訓練を受けた今、それは正しいことだと思う。ランパラッチによって、えこひいきや腐敗のない、きれいな社会に変えることができるのであれば、結局のところ、それは良いことだ」
(Ju-min Park記者 翻訳:高橋浩祐 編集:下郡美紀)
[ソウル 4日 ロイター]
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