フィリピン大統領就任90日のドゥテルテ、暴言でも国内世論は高い評価
政治アナリストのネルソン・ナバーロ氏は、SWSの世論調査は、3400人以上の犠牲者を出した同大統領の犯罪と麻薬に対する撲滅戦争によって、フィリピン国民が治安が良くなったと感じていることを示していると語る。
ナバーロ氏は、大統領の刺々しいスタイルや、米国や欧州連合(EU)、国際連合に対する暴言が、大統領自身のの信用を傷つけてはいないと指摘。内外で批判が高まるなか、支持者は大統領擁護に立ち上がるだろうと語る。
「これは良いマナーや正しい行為とは違う。まったく見た通りのものだ。自らのタフな姿勢によってフィリピン中の人気を獲得している」と同氏は話す。「超法規的な殺人を理由に、誰もが大統領をお払い箱にしたがっている。だが西側の認識に対して、一種の反発が存在する」
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