西側の同盟諸国は、エルドアン大統領が反体制派の一掃に「粛清」を利用していると懸念しているが、トルコ当局者はこうした懸念に反発、米国在住のイスラム教指導者の支持者による重大な脅威を根絶しようとしていると主張している。
クーデター未遂事件をめぐり、西側からの同情が見られないことに反発してか、エルドアン大統領はロシアとの緊張緩和に努めている。西側当局者は、トルコとロシア双方の指導者が欧州と北大西洋条約機構(NATO)に圧力をかける材料とされることを危惧している。
[イスタンブール 17日 ロイター]
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