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ロシア中銀、外貨購入停止へ ルーブルの下げ加速受け

2024年11月28日(木)09時19分

 ロシア中央銀行は11月27日、ルーブルが1ドル=110ルーブルを割り込んで8月上旬から30%以上下落していることを受け、金融市場の圧力を緩和するため外貨購入を停止すると発表した。写真はルーブル紙幣。2023年10月撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Maxim Shemetov/Illustration)

Gleb Bryanski Alexander Marrow

[モスクワ 27日 ロイター] - ロシア中央銀行は27日、ルーブルが1ドル=110ルーブルを割り込んで8月上旬から30%以上下落していることを受け、金融市場の圧力を緩和するため外貨購入を停止すると発表した。

28日から年末まで国内市場で停止し、来年まで購入を延期する。

金融市場のボラティリティーを低下させるための決定という。

ロシアはドルやユーロの使用を禁じられて以降、中国人民元を使って為替介入を行ってきた。

ルーブルは元に対しても下落し、ウクライナ侵攻直後の2022年3月以来の安値を付けた。

ロシア第2位の銀行VTBの幹部は、エネルギー取引を扱う同国第3位銀行ガスプロムバンクに米国が科した制裁がルーブル急落の背景にあるとの見方を示した。

ルーブルの下落はインフレ上昇にもつながっている。

ロイター
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