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人種差別米国で警官による黒人射殺相次ぐ、ネットに動画公開され反発広がる
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7月7日、米ミネソタ州セントポールで6日夜、車を運転していた黒人男性が停止を求めた警官に銃で撃たれて死亡した。前日にはルイジアナ州バトンルージュでも黒人男性が白人警官に撃たれて死亡する事件が発生。オバマ大統領は7日、2つの事件について「多くの米国人が感じている怒りと不満、深い悲しみ」を感じているとフェイスブックに書き込んだ。写真はワシントンで6日撮影(2016年 ロイター/Gary Cameron)
米ミネソタ州セントポールで6日夜、車を運転していた黒人男性(32)が停止を求めた警官に銃で撃たれて死亡した。前日にはルイジアナ州バトンルージュでも黒人男性が白人警官に撃たれて死亡する事件があり、警察の対応に反発が強まっている。
ミネソタ州の事件では、車に同乗していた女性が事件直後に動画を撮影し、交流サイトのフェイスブックに投稿。動画には血を流して意識を失っている男性の様子が生々しく記録されている。
警察は男性が拳銃を所持していたと明かしたが、同乗していた女性は男性が合法的に銃を持っていたと説明。男性はそのことを警官に伝え、身分証明書を出すためにポケットから財布を出そうとしたところ撃たれたと語った。
一方、ルイジアナ州の事件では、37歳の男性が白人警官2人と口論の末に撃たれて死亡。これを受け抗議活動が行われたほか、ソーシャルメディア上で批判が相次いでいる。
司法省はルイジアナ州の事件について既に捜査を開始。ミネソタ州の事件についても調査していると明かした。
また、オバマ大統領は7日、2つの事件について「多くの米国人が感じている怒りと不満、深い悲しみ」を感じているとフェイスブックに書き込んだ。
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