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アパレル米ラルフ・ローレン、1000人削減・50店舗閉鎖へ
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6月7日、米アパレル大手のラルフ・ローレンは、約1000人を削減するとともに、50店舗を閉鎖すると明らかにした。フランクフルトで3月撮影(2016年 ロイター/KAI PFAFFENBACH)
米アパレル大手のラルフ・ローレンは、約1000人を削減するとともに、50店舗を閉鎖すると明らかにした。年間1億8000万-2億2000万ドルの経費削減と売り上げ回復を目指す。
同社はまた、通年と第1・四半期の売上高が減少するとの見方を示し、株価は一時10%超急落した。
人員の削減規模は正社員のおよそ8%に相当するとしている。
4月2日時点で、直営店舗数は約493店。従業員数は約2万6000人で、正社員数は約1万5000人。
ラルフ・ローレンは、高級品の販売鈍化による打撃を受けているほか、下位ブランドの「ポロ」や「ローレン」はスウェーデンのへネス・アンド・マウリッツ(H&M)やスペインのインディテックスのザラなどとの競争が激化している。
店舗閉鎖などに伴い、今年度の純売上高は2ケタ台前半の落ち込みが予想されるとした。
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