少女「テロリスト」を蜂の巣にする狂気のイスラエル
2016年2月15日(月)17時00分
こうした弾圧は生活の隅々に渡る。パレスチナ人の政治団体を非合法化する、NGO法で人権団体の活動を制限する、軍によるウェブサイトの監視、反体制活動家の予防的逮捕等だ。
イスラエルが超法規的な処刑や他人の生活への干渉を正当化するときに使うのは「自衛」という言葉だ。だが、人殺しや抑圧を正当化することはできない。
我々の苦境は、パレスチナ人に対するイスラエル国家の現在進行形の敵意という流れのなかで見る必要がある。非民主的な慣行や政策を採用したいという気運も高まっている。
ユダヤ人国家という基礎の上に成り立つイスラエルは、自分たちの国のなかのパレスチナ人をよそ者とみなす。1948年には、パレスチナ人の85%が追い出され、残った者は「侵入者」とみなされている。我々は不当な扱いをされてきたが、それでも将来には公正と平等のビジョンを掲げたい。
*筆者は、イスラエルのクネセト(国会)議員。所属は、アラブ系統一会派ジョイントリスト
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着